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  あなたと健康 東城百合子先生の育児が教える食育(その1)赤ちゃんは肌を離すな乳児は安らかに眠れ眠れ
第1回
  東城百合子



  6月18日の読売新聞に「理不尽な親に、学校苦慮」という記事がありました。その内容は、[うちの子は自宅で掃除させてないので学校でもさせないで欲しい]子供同士のトラブルなのに「相手の子を転校させて欲しい」勉強か遅れている中学生に小学生の問題を解かせたところ、「子供が精神的に傷ついた」子供が起した自転車事故なのに、「学校の指導か悪い」と主張する親かいるという。
 自分がみえないと、どこまでも人のせいにして不平不満の種をつくる。これは人ごとではなく教えられていないから分からないのです。我々年寄りが親から伝えられた事を、核家族化したからと伝えて来なかった、その責任を感じ胸を痛めます。
 私は親から子育ては「乳児は肌を離すな。幼児は手を離すな。思春期は目を離すな。青年は心を離すな」と教えられ、東西南北、春夏秋冬と、巡りくる自然のように、この四原則が子育てと日々の生活の基礎でした。
 その肌を離すなとは…乳児は歩けない。歩くまでの一年間は安らかに寝て育つ。おいしいおっぱいをゴクゴク飲んで、ウンコ、オシッコをして、ゆったりと眠る。
 この歩き出すまでの一年間は生涯の基礎づくりで、大切なときです。静かにやさしく、なるべく環境を変えない。やむを得ず外出の場合はオンプする。今はベビーカーを押して歩く。まだ首も座らない、骨も脳も成長するこの重要な時期に、肌から離すのは心も離すから問題です。
 赤ちゃんはお母さんの胸に抱かれると安心で、むずかってもヨシヨシと抱いてあやすと泣きやむ。離されたら不安です。抱かれる事なく機械的にアタマで育てられると、無表情な子になる。
 ある病院で、親のいない子を預かって抱く事なく、時間でミルク、時間でおむつを換えていたら機械のように無表情で冷たく、笑わない子になった。それでこれではいけないと、皆で抱いたり頬ずりしたり、笑いかけたり、温かい接触をしたら、表情豊かな子になったといいます。
 この歩くまでの一年間の接触の大切さを「肌を離すな」と言い、ペットに一人寝でなく、抱いて寝る。これは人間の考えでなく、自然からのお手紙と先人達は考え実行しました。

ベビーカーは肌を離し心を離す
 例えばベビーカーは荷物も積めるので、親からみれば便利です。でも赤ちゃんを離したら肌のふれ合いが消え、お腹の中でお母さんの心臓の鼓動をきいて安心だったその安らぎがなく、赤ちゃんは不安です。
 また首も座らない中をベビーカーで揺られたら、小さい心は不安で神経質になりやすい。授乳の時でも抱っこする。母乳や人工栄養でも、飲みながら必ずお母さんの顔をみています。そしてお母さんの心のように表情します。温かいやさしい思いや心は表情に、声に、顔に現れます。すると赤ちゃんはそのまま素直に受け止め、やさしく明るくほほえんでくれます。
 逆にイライラ冷たく無表情なら、赤ちゃんはそのように受けるのです。
 また七月号22頁高橋美雪さんの「ツルツルピカピカの赤ちゃん誕生」では、お母さんの食事がそのまま母乳に表現され、玄米、みそ汁中心の自然食だと、母乳をおいしくゴクゴク飲んで元気に育ちます。ところがお母さんか甘いお菓子や肉などが多くなると、血液が汚れ、母乳もまずくて、赤ちゃんは飲めないからむずかります。  

食べものに気をつけてと訴える
 お腹がすいているのに飲めないから、泣いて違うと訴えるのに、お母さんは、泣いてばかりいるとイライラして赤ちゃんを叱り、ヒステリックに殴ったりして、打ち所が悪くて死んでしまったという例も、よく新聞に出る様になりました。赤ちゃんは何もわからないと恩ったら大間違いで、汚れのない真っ白ですから、そのまま敏感に受け止めて教えます。
 それは泣いて、むずかって訴える。また笑ってよく眠り、よく飲み、よく出し、すくすくと何の面倒も心配もなく元気に育ちます。これか自然の育児です。
 それは妊娠中の食べものがそのまま現れます。夜泣きするのは何か満足できないものがあるよと教える。体調が悪いと表情に出る。何か元気がない。お腹の調子が変だ。それはウンチに出るし、お尻も赤くただれたりする。それらは血液が汚れているよ、お母さん食べものを注意して下さいと教えているのです。
 七月号の高橋さんは、これ位はいいだろうと菓子パンを食べたら、赤ちゃんは湿疹を出し、ウンチも臭い。食事を気をつけて、内臓が元気に働くと、ウンチは炊きたての御飯のようないい匂いだったという。最近の赤ちゃんは未熟児、過熟児が多くなりました。また湿疹や生まれながらにアトピーや、その他の弱さを持って生まれてて来るのも、妊娠中のお母さんの食べものが子に現れるからです。細胞も血液も食からです。
 『自然に学ぶ 食卓からの子育て―丈夫で心豊かな子を育てる食事としつけ』『安心できる離乳からの健康育児(ウィッチ・ブックス 2806)』など参照下さい。
月刊「あなたと健康」2007年9月号より



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