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夜になると泣きたくなるのです |
妊娠中も頑張って働き、産後は職場復帰するつもりだったのですが、出張や残業も多いので夫と話し合った末、退職しました。今、赤ちゃんは生後4ヶ月。毎日表情が変わって我が子は本当にいとおしく思えます。
でも、以前同僚だった友だちが遊びに来た後や電話で話した後は、決まってため息がでて落ち込みます。みんなが生き生きと仕事をしいているのにくらべて、私は毎日毎日オッパイとウンチと家事ばかり。これからは離乳食づくりも始まります。
赤ちゃんは可愛いし、後悔はしていませんが、夜になるとなんだか泣きたくなるのです。
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あなたの目的は何ですか?
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よく分かります。まず泣きたい時は泣きたいだけ泣いて、自分の言い分を聞いてあげることだと思います。そして、一生懸命やっている自分をほめてあげることだと思います。それで充分かもしれません。
が、聡明なあなたが感じられるので、もう一歩突っ込んだ話をしてみますね。
ご自分に訊いてみてください、「あなたの目的は何だったの?」って。
子どもを持つ目的は何だったのかを整理してみましょう。より大きな視点であなたの人生の目的を明確にしましょう。自分のために、子どものために、夫のために、家族全員のために。
あなたの子どもを持つ目的は女としてさらなる充実感が欲しいから?実は仕事に疲れていたから?子どもを持つことで夫の愛をつなぐため?夫婦の仲を強くするため?自分にも出産・育児ができるんだと証明したいため?姑にしつこく言われたから?(笑)
でも、ちょっと待って。あなたの目的は本当に目的ですか?目標と取り違えてはいませんか?
到達できるもろもろを目標といいます。一方、目的は抽象的で決して終わらないもの。目的はヴィジョンとか、使命感とか、一生の夢とか、理念とか、理想とか、哲学とか言われうるもの。ほら、貴女の人生哲学は何だと聞かれたことがありますか?
目的が明確だといつも充足感が得られ、「このために今はこうしようとか、これをやっているのだ」とかと何をやるにもゆったりかまえていられるようになります。大きな目的が明確だと、目の前の小さなことが大問題にならなくてすむのです。
目的が明確でないまま目標だけで生きていると、目標を達成してしまうと空虚な気持ちになり、小さな日常のでき事が問題となりがちです。
「目的なんか持っていない」というあなただったら、目的は作ればいいんです。簡単ですよ、何の具体的なプランも現実的などうかも考えなくていいんです。人生は自分次第でどうにでもなります。この目的なら最高の自分を発揮できる、幸福に充実した毎日が送れる。そう思えることを目的にすればいいんです。
たとえば、家族の幸福のため、幸せな家庭つくり、が目的だとします。
まず、幸せな家庭の基盤づくりのために、配偶者を愛しサポートし、愛情をたっぷりかけて子育てをしていることがあなたの目的にかなったことですね。ときどきは仕事をしていた時のハイテンションや刺激、大きな使命感がないことを寂しく思っても、自分の使命感を、目的を、思い出して今に生きがいを感じることができますね。幸せな家庭を基盤として、忙しいながらも常に大きな目的を意識してゆったりと働いている自分を描いてみましょう。
あなたの隣には幸せにつつまれてすやすやと眠っている赤ちゃんがいるではありませんか。赤ちゃんのその幸せはあなたが作りだしているんですよ。
結婚の目的、子どもを持つ目的、家庭の目的、掃除の目的、台所仕事の目的…と何のために私はこれをやるのか、を一度明確にしておくと、つまらなくなったり、いやになったり、うまくいかなくなったりしたときに、あれ?私、何のためにこれやることにしたんだっけ? そのためだったら今やっているこれは、やりがいあるかな?と自分に聞いてみることができますね。やりがいがあるとわかったら、また、いそいそ元気に楽しくできますね。いろいろ工夫もできますね。そうすると周囲のみんなも元気に楽しく生きられますね。それが幸福な家庭につながり、プラス循環になりますね。
忘れてしまいそうな目的は書き付けて冷蔵庫のドアにでも貼っておくといいですね。
でも、目的は忘れてしまっても一度つくったらちゃんと存在していて自分を導いてくれる不思議な要素があるんです。
小南奈美子さん プロフィール
1931年愛知県生まれ。時代の波に翻弄されながらも23歳で米国へ留学、医師として人間の「体」と取り組む。85年帰国後は人間の「心」と取り組み、生き方コーチングに携わる。「恋も人生も、自分で選べば失敗しても学べる」が信条。医学博士(米国)、米国医師会会員。主宰するNPOプロアエデュケーションが各地で行う子育てセミナーはいつも大盛況。
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