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アトピーから赤ちゃんを守る。マタニティからのアトピー予防アドバイス
木下敏子先生
 
元気に生まれてほしい。
そんな願いがかなった先輩ママたちの最近の一番の悩みはアトピーとか。
「アトピーっ子にしないために、妊娠中からママが気をつけたいことがたくさんある」
とおっしゃる、NPO日本子育てアドバイザー協会理事長で
小児科医でもあるの木下敏子先生に、
「衣・食・住」と、毎日の過ごし方のアドバイスをうかがいました。
  丸「食べ物」 バランスよく食べる
 元気な赤ちゃんにと、ついたべすぎていませんか。過食もさることながら、アトピーにとっては「ばっかり食」が問題です。いくら栄養があっても、同じものばかり食べるのは、アレルギーの元をつくることになります。妊娠中の食事で肝心なのは、バランスよくいろいろなものを食べること。蛋白質ならば、昨日は魚だったから、今日は鶏肉という具合に工夫するといいでしょう。
 あえて気をつけるならば、牛乳は飲みすぎないように。また以前は家族にアレルギーの強い人がいる場合は、8ヶ月を過ぎたら卵も大豆も牛乳も控えたのですが、今はまあ、卵の食べすぎに注意すればいいと思います。要は、楽しく色々なものを食べてくださいということ。
自然な食品 昔は自然なものを食べることが「普通」で「当り前」でしたが、今はそれがむずかしい時代。むしろ添加物を含んだ加工食品や農薬を使った野菜が「普通」なので、意識しないと「当り前」の食生活ができません。着色料などの目に見える添加物は避けられても、化学調味料など日常的に使っているものにも香料や保存料などが含まれているんですね。ですから、できるだけ手作りで。でも3食365日完璧にやろうとすると疲れてしまいますので、できる範囲で心がければいいんですよ。

丸「住居」 家に風をたくさん入れる
 住まいで問題になるのは、やはりダニやほこり。昔の家は寒かったり暑かったりで、あまり快適ではなかったけれど、ダニは殆ど発生しませんでした。気密性の高いガラス戸で気密性が保てるようになってからですね、増えたのは。そう考えると、風通しをよくすることが一番効果があると思います。
 寝具は、掃除機と布団乾燥機を上手に使うといいですね。50℃以上でダニは死にますから、高温で一気に退治する。死んでも死骸や糞が残っていたらこれもアトピーの原因になるので、掃除機で吸い取ってします。なぜなら、最初から掃除機を使ったり布団を干したりしても、裏側や中に入り込んで効率が悪い。死んで動かなくなったのを吸い取る方が楽ですよ。もちろん週1回で十分です。
 また最近多い空気清浄機ですが、気をつけないと逆効果になります。必ずフィルターの洗えるものを選んでください。もちろん交換式のものでもかまいません。うっかりするとフィルターのほこりをくぐった空気を吸うことになるんですから、たまりませんね。エアコンやストーブなども、季節が変わって最初に使う時にはフィルターの汚れに注意しましょう。

丸「衣料・その他」 肌にやさしい素材を
オーガニックコットンの赤ちゃん肌着赤ちゃんには、綿アレルギーさえなければ、綿素材の衣服や寝具がいいですね。天然の繊維だからということもありますが、汗をたくさんかくので、吸湿性のよい綿が一番です。また、お母さんが日頃使っているものにも注意して。香りの強い化粧品や石鹸など、お母さん自身にもよくないのですが、赤ちゃんはもっと匂いに敏感。「イヤ」と言えない赤ちゃんのことも考えて商品を選んであげたいですね。
 それから、洗濯では、よくすすぐこと。これはスキンケアにも通じますが、石鹸分が残っているとアトピーを悪化させるのです。妊娠中のお母さんも赤ちゃんも肌は非常に敏感なので、石鹸分が落ちやすいものを使うのもひとつの方法です。衣類にしてもスキンケア用品にしても、肌に触れるものは、できるだけ刺激の少ない、自然のものを選んであげてください。
 ところで、今まで、衣・食・住についてお話してきましたが、100%この通りにしなくてはと思いすぎないでくださいね。できるところから、また必要なところから始めればいいのです。無理せず、ゆったり、ストレスをためない。お母さんのゆとりも、アトピー予防にはとても大切なことです。好きな音楽を聴いたり、絵を観たりして、気持ちを上手に開放してください。

 
アトピー予防のポイント
 
 
1「ばっかり食」から「バランス食」に
2こまめに窓を開け、室内は風通しよく
3ときどきは寝具の手入れを
4肌に触れるものは、刺激の少ないものを
5100%神経質ママより80点の元気ママ
木下敏子先生

→木下敏子先生のプロフィール
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