【子育てグッズ研究会】表紙
 
 

おむつ替え『どれにしよう紙おむつ』 担当:薮田 朋子
 

おむつは子育ての必需品です。私には4歳の娘と、今年11月に2歳になる息子がいますが、おむつ選びには悩みました。まずは布か紙かについて、次に種類の多い紙おむつをどう選ぶかについて私なりに考えてみました。
 

***布か紙か***

(1)布か紙か  〜無理のない程度に布も利用する  
布か紙かは議論の的になりがちですが、産後間もないと母親の体力も無く赤ちゃんのウンチの回数も多いので紙おむつに頼っても良いと私は思います。また、赤ちゃんのタイプによっても布が合っている子といない子があるようです。私の下の息子は、生後6ケ月から昼間布おむつにしましたが、カバ−のマジックテ−プがこすれたり、暑い季節にカブレがでて、結局紙おむつに戻りました。逆に布でなければだめだったという例もあります。とはいえ、ゴミによる環境問題は深刻化する一方です。母親の体力や、赤ちゃんのタイプ、ライフスタイルを考慮した上で、昼間は布で夜は紙、外出時は紙、天気の悪い時や水不足の時は紙、下痢の時や母親の体調が悪い時には紙など、できる限り布おむつも利用したいものです。 

(2)布おむつの種類と準備 〜乾きの早いものがお勧め、リサイクルなどで賢く準備
 布おむつには、長方形の輪型、正方形のもの、成型おむつの3種類があります。素材は綿がほとんどで、ドビー織りやさらしの他、ガーゼやソフトニットなどもあります。成型おむつはひょうたんの形のパッド型おむつです。畳む手間はありませんが乾きにくいのが難点です。畳むのが苦でなければ、ドビー織りの輪型おむつが、乾きが速くて柔らかく、厚みの調節など融通がきくのでお勧めです。輪型で40−50枚、正方形や成型おむつで30−40枚程度を用意するのが一般的です。おむつカバーには、毛、ポリエステルの他、暑い季節用に綿のものがあります。月齢や体格にあわせてサイズを選び、洗い替えに2−3枚準備します。固形分をとれるおむつライナーも便利です。知人から譲り受けたりフリーマーケットを利用するなど賢く準備しましょう。また、汚れたおむつを保管する必要はありますが、有料で布おむつを洗って畳んで届けてくれる貸おむつもあります。 

***紙おむつあれこれ***

紙おむつ選びの主なポイントは、カブレにくいこと、モレにくいことの2つです。これに、使い勝手の良さと価格を加え、全国で手に入る5銘柄(Pa、Me、Mu、Do、Fu)について、比較しました。 

(1)カブレにくさは、通気性と柔らかさが関係  
この1〜2年で、各銘柄とも通気性はかなり改善されました。一部銘柄(Do、Fu)の新生児用とSサイズを除けば、すべて全面通気性シ−トになっています。ただ実際には、肌の湿りが残る銘柄(Fu)、液体の吸収速度の遅い銘柄(Mu)があり、外側のシ−トだけではなく、吸収体の違いもおむつの内側の状態を左右しているようです。  柔らかさには、銘柄間の差がありました。赤ちゃんの動きが活発になるM、Lサイズでは、肌の弱い子はシ−トがこすれて赤くなることがあります。堅い銘柄(Me、Do)はしっかりしていてあてやすいのですが、こすれる子には柔らかい銘柄(Mu、Fu)がお勧めです。

(2)モレにくさは、体型との相性や、フィット性が関係
大きさは銘柄間で大きく差がありました。全サイズを通じてPa、Doは細めちゃん向きで、MuとMLサイズのFuは太めちゃん向きです。また、お腹の割に足が太い子にはMeが良さそうでした。

 フィット性は、ウエスト周りの伸縮性とテープの使い勝手、モレ防止ギャザーの立ち方が影響しました。ウエスト周りの伸縮性が程よいMu、Fuは、背中やおなかからのモレが起きにくく、テープが斜めのPaとモレ防止ギャザーが幅広でしっかり立つMuは足周りからのモレが起きにくい傾向がありました。 

(3)店舗、時期により価格差が大きい
 99年2月から4月にかけて首都圏を中心に数十店舗で紙おむつの価格調査を行いました。その結果、1枚当たりの平均価格は、高い順にPa>Me>(Mu=Do)>Fuでした(パンツタイプではPa>Me>Mu>Fuの順)。最高値と最安値の開きが一番大きいのがMuで、Lサイズでは2.5倍もの差がありました。1枚当たりの平均値(税抜き)は、新生児用では20−25円,Sサイズでは21−26円、Mサイズでは21−28円、Lサイズでは23−34円、パンツ型Lサイズでは34−47円でした。

(4)使い勝手は好みで別れる  
テープには、剥す時の音が静か、テープの角が丸い、斜めに貼る(Pa)、マジックテープ方式(Me)など各々に工夫がみられます。どれも特に不便はありませんでしたが、斜めに貼るタイプは、体の動きを妨げずにフィットしました。  薄型でコンパクトな銘柄(新生児・SではPa、M・LではMu、Fu)は携帯に便利でした。
 新生児用・Sサイズでは替え時がわかりやすいシースルーシートと全面通気性を兼ね備えた銘柄(Mu)が出て、シースルーは必ずしもムレやすいものばかりではなくなりました。          

***紙おむつの準備のしかた選び方***

{1}まとめ買いをせず、必要に応じて買い足す
 特に新生児用は生まれが大きいとすぐに使えなくなります。出産前は、新生児用を2パック、Sを2パック程度、銘柄も取り混ぜて準備するのが良いでしょう。 

{2}サンプルを集める
 各社ともサンプルは請求すれば無料で送ってもらえます(もちろん産前でも)。枚数は十分とはいえませんが、実際に試してみるとおむつ選びにとても参考になります。 

{ 3}知人と交換したり余りを譲ってもらう
 同時期に出産した(する)人と、別の銘柄のおむつを交換したり、小さくなって余った分を譲り受けます。サンプルよりもまとまった枚数が手に入り、情報交換もできます。 
 次に選び方ですが、やはりいろいろ試してみるしかなさそうです。サイズについては、表示の体重の上限よりも早めに次のサイズを使う方が良いようです。赤ちゃんにも個性があり、ウンチやおしっこの回数や量、肌の強さも様々です。また、体も成長とともに変化します。Sだと小さいけどMだと大きいという場合には、太めちゃん向きの別銘柄のSサイズや細めちゃん向きの別銘柄のMサイズを試してみると良いでしょう。価格はもちろんですが、これらの点を考慮して相性の良い紙おむつを選んであげたいものですね。                       

  
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