【子育てグッズ研究会】表紙



 

今月のテーマ
■突撃レポートPart1
  「チャイルドシート売場に行ってきました!」
 
チャイルドシート研究グループ(吉沢美紀&京増純芽&今川和美)

 いよいよ来年(2000年)4月から、チャイルドシートの着用が法律により義務化 されることになりました。

 その法律の内容は、「6歳未満の子どもを車に乗せるとき、運転者は子どもを必ずチ ャイルドシートに乗せなければならない」というもの。

 もう「チャイルドシートは高いから買わない」や「子どもが嫌がるから使わない」「 面倒くさいから使わない」「抱っこで十分」…等々は通用しなくなります。  チャイルドシートを持っていない人、買い換えを考えている人、子どもが増えたので もう1台と思っている人…さあ、買いに行きましょう。 

 でも、どの店で買うのがいいのかしら… なるべくたくさんの種類のチャイルドシー トがあって、いろいろ比較できて、値段も高いモノから手頃なモノまで揃っていて、試 し装着もできて、店員さんの説明も懇切丁寧で… そんなお店はどこかしら… そこで 、実際にお店に行ってみました!  以下、その突撃(?)レポートです。 (今回の突撃は、1999年4月〜5月にかけて実施!) 

■ Aデパートの場合  

折しも「チャイルドシートキャンペーン」と称したイベントが行われていて「これは 期待度大!」と思っていたのですが…。

 イベント広場にはチャイルドシートに着用推進啓発用の写真パネル展示、10台くら いのチャイルドシートの展示、デモンストレーション用? のステージ等が設けられて いて、結構派手に宣伝されていました。そこで実際にチャイルドシートに触れてそばに いる人に話を聞くことはできましたが、実際に子どもを乗せたりして試すことはできそ うにない雰囲気。チャイルドシートはあくまでも「お行儀よく飾られてる」状態。会場 はかなりの広さがあったので、セダンの車を一台くらい置いて、実際に装着したり子ど もを乗せたりするデモンストレーションがあったらいいのに…と思いました。

 実際のチャイルドシート売場はかなり上の階。でもその売場もキャンペーン実施にあ わせて急遽作られたというかんじのもの。5社10台位のチャイルドシートが並んでい ました。その中の二社から社員が派遣されていて、自社の商品についてはとても熱心に 説明してくれました。チャイルドシートは高いところに置いてあるために、わざわざ降 ろして子どもを乗せてみる、ということはとてもできそうにない雰囲気。まして売場が 上層階なので、駐車場までチャイルドシートを持っていって、自分の車に試し装着して みるなんてことは、とても言い出せない…。 

 せっかく5社の製品があるのだから、各社の長所・短所を知りたかったのだけれど、 そこにいたのは一社の社員のみだったので、それもわからず終い。せめて自分の車のシ ートとの相性を知りたかったのだけれど、そのメーカーの社員は「どの車種にあうかも わかったほうがいいですねえ」というだけ…。  どれが自分の車と自分の子どもに最もあうのか、結局、何もわからず、各社のパンフ レットをもらって帰ってきたにとどまりました。

■ Bスーパーの場合

 「チャイルドシート1万円引き」の広告につられて行ってみました。

 チャイルドシート売場はベビー用品売場の中央。でも置いてあるのはたった2社の製 品のみ。台数としては8台くらいおいてあったけれど、もう少し多くの社のモノを置い てほしいなあ…。その中の一社の一番新しい商品がメインになっていて、販促用ビデオ が流されていました。その商品に関してはとてもよくわかるのだけれど、そのメーカー の他の商品に関してはただ置いてあるのみ。もう一社の商品についても同じく置いてあ るのみ。販促用のポップはついていても、長所・短所を比較検討するのには不十分。た またまそばにいた店員さんに「チャイルドシートが欲しいんですけれど、どれがいいで しょうか。」と聞いたら、「今、こちらが1万円引きになっていて、お得ですよ」との お答え。こちらの聞き方が悪かったかなと思い、「子どもの体にあうか試したいんです けどいいですか」と聞いたところ、「えっ?あ、お試しですか。えーと、どれかひとつ とかでお願いします」との答え。あまりしてもらっては困るといったかんじをうけまし た。

 商品自体も棚の上に置かれていて、子どもを乗せて試すのもたいへんにやりずらい状 況なので、無理もないかなあという印象。「車につけてみることはできますかねえ。」 と聞いてみると、「駐車場まで運ぶのはちょっと…」と言われてしまいました。たしか に売場から駐車場まではかなりの距離があるし、駐車場も満車状態では、隣の車との間 は狭く、そこにチャイルドシートを何台かもっていくのは不可能と思われたので、それ 以上はお願いしませんでした。その後、店員さんはどこか別の売場に行ってしまい、商 品についての質問もできず終い。チャイルドシートに関する専門知識は期待できそうに ありませんでした。

■ Cカー用品ショップの場合

 「チャイルドシートフェア開催中」という販促用看板がでていました。中に入るとす ぐ右手にチャイルドシートコーナーがありました。7社15台くらいが置かれていて、 その中の一社の販促用ビデオが流されていました。しかし何よりも感心したのは、チャ イルドシート一台一台に詳しい商品説明と評価表が書かれたカードが付けられていたこ と。その商品説明もパンフレットからの抜粋ではなく、きちんと長所・短所が書かれて おり、評価表にはきちんと○も×もついていました。また、「チャイルドシート着用義 務、法制化」という新聞記事のコピーや、「子どもの体重によってチャイルドシート装 着の向きが違います」という説明ボードがありました。これだけでも、お店のスタッフ にあれこれ質問しなくてもチャイルドシートに関する商品情報はかなり得られるなあと いう印象。さらに、「チャイルドシートを試着されたい方は、遠慮なく店員にお申しつ け下さい」と書かれたポップがあり、驚きました。さっそくお店のスタッフに「チャイ ルドシートを車に試着してもいいんですか?」と聞いたところ、「ええ、どうぞ。車ま でお持ちしますよ」とのお答え。フロアも一階で、駐車場も広いので、商品を持ち出し やすいせいもあるかと思われますが、お店側からこういってもらえると、買う側も安心 してゆっくり、自分の子どもと自分の車にあったモノを選べるかな、と思いました。  ただ、お店のスタッフにアルバイトの人が多いので、正しい装着の方法を教えてもら うことなどはあまり期待できないかなあ、とも思いました。

■ Dディスカウント店の場合

 郊外型のディスカウント店。かなり安い値段でチャイルドシートが手に入るかな、と いう期待で行ってみました。チャイルドシート売場は特に目立つ所にはありませんでし た。台数も3社5台ほど。商品が新しいせいか、値段も驚くほど安くはありません。商 品のパンフレットが商品近くに無造作に置かれているのみで、それ以外に特に商品情報 はなし。お店のスタッフもどこにいるのかよくわからず、つかまえてあれこれ聞くよう な状況ではありませんでした。勝手に子どもを乗せて試してみようかと思いましたが、 やはり商品が棚の上にディスプレイされているため、わざわざ降ろして試す勇気は出ま せんでした。まして車に試着させてほしいと頼めるような雰囲気ではなく、前もって下 調べをして、買う商品を決めて来るのならいいかな、という印象。

 

●第1回目の「突撃」からしばしの時間がたちました。

 その間、運輸省から流通団体に、チャイルドシートと車の相性やシートの特徴の説明 をする等、販売方法の指導があったり、チャイルドシートの新製品もかなり登場したり で、売り場もかなり変化しているものと「期待」されます。

 私たちが「突撃」した売場も限られた数ですから、きっともっとよい売られ方をして いるところや、詳しく説明してくれるお店のスタッフがいるところもあることでしょう 。

 「こんな売場がよかった」「この売場はよくなかった」「こんな親切なスタッフがい た」「これはちょっとひどかった」等々、皆さんからの体験談も是非お聞かせ下さい。

 また近々、チャイルドシート売り場突撃第2弾、第3談…を行い、新しいレポートを 随時お届けしたいと思います。 乞うご期待!! 


 
 
 


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