【子育てグッズ研究会】表紙



今月のテーマ
幼児用通信教育
幼児用の通信教育が数年前から流行っています。ダイレクトメールが送られてきた経験がおありの方も多いのではないでしょうか。G社やK社、B社などいろいろいありますが、今回はB社の教材について体験談をまじえレポートしてみます。

■体験談1)1〜2才児用の講座を受講した方
1才2カ月から始めた。まだ言葉も片言で教材が難しすぎるかなと思ったが、絵本が大きく見やすかったこと、入会セットに付いてきたぬいぐるみが気に入ったことなどから、1年間続けた。その後2〜3才児コースに進んだが、トイレットトレーニングや、はみがきは既に一人でできるようになっていたので、子供には少し簡単すぎたようで、あまり興味を示さなかった。
友人の勧めもあり、1年上の3〜4才コースに変更した。(2才7カ月時) 電話でオペレーターにコース変更を依頼すると、あっさりと手続きをしてくれた。トラブルについては、おもちゃが壊れていたことが一度だけあった。電話をしたら、すぐ新しいものを速達で送ってくれ、不良品は同封してあった返信用封筒で送り返した。 
 


■体験談2)2〜3才児用の講座を受講した方
●良かった点 
電車の本以外は見なかった長男(2才9カ月)が教材の絵本に興味を示し、何回も絵本を見るようになった。ビデオで歯みがき習慣を身につける場面を見て、それまで歯みがきが嫌いだったのに音楽に合わせて鼻歌まじりで毎日磨くようになった。

●悪かった点
毎月おもちゃが届くが、遊ぶのは最初の1週間ぐらいなのでもったいない。すでに持っているおもちゃと似ているものもあるので無駄になる。ビデオは年4回の付録なので、毎月絵本やおもちゃと連動させて遊べるわけではない。 

●やめた理由
絵本やおもちゃが増え過ぎるのは困るから。また、年少コースになるとワークブックが付いてお勉強になるのでやらせたくなかった。電話連絡でやめる旨を伝えたら、後日残金を返すことを明言し、スムーズに手続きが終わった。引き止められるのかなと思ったが、拍子抜けするほどあっさりした応対だった。 

●その後
退会して半年後から再び勧誘のDMが送られてくるようになった。幼稚園に年少組みから入園する子供が多いことを意識した内容で、「3才のやる気を伸ばす」「3才の今こそ・・・」「入園だって大丈夫」など、「3才」に的をしぼったセールストークになっていた。また、今年になって送られてきたDMには、消費税アップに伴う料金の変更が表示されていた。 
 
 
 
 
 
 

■体験談3)年少児コースを受講した方
●良かった点
絵本、付録とも市販のものより丈夫で、年少児の生活に沿った題材を扱っており、取り組みやすいように工夫してある。絵本の中にシールを貼ったり、クレヨンで線を描いたり子供は喜んでやっている。(ただし、最初の1週間から10日間)はさみやのりを使うから徐々にステップアップしていく点が良いと思う。
●悪かった点
教材そのものに不満はないが、おもちゃの注意書きと教材の届け方について一言。おもちゃの袋に『これは3〜4歳児を対象としたものなので、対年齢以外のお子様には与えないように』と注意書きがあるが、兄弟で遊ぶときに別々に分けて与えるのは無理だし、下の子供はどうしても手を伸ばしてしまう。
また、届け方が郵送からスタッフによる配達に変更になり、届かないことがあった。電話で連絡したところ、1週間前にポストに入れたとのこと。
紛失ということで再度発送してもらったが、実際には盗難なので郵送のほうが安全なのではないかと思う。 

●失敗談
1)さんざん迷ったあげく、2〜3才児コースに申し込んだが、「やっぱりやめよう」と翌日キャンセルの電話をした。が、「発送の手続きをしたのでキャンセルできない」と断わられた。到着した日に再度電話し、未開封のまま返却したい旨を伝えたが、「中身を見てお試し下さい」と言われ、1カ月分だけの料金を支払った。 

2)上の子供が年中コースを受講していたので、下の子供にもと思いDMを見て2〜3才児コースに申し込んだ。カセットテープを聴きながら絵本を見るのが好きなため、楽しみにしていたところ、2〜3才児コースにはカセットテープが付いておらずガッカリ。
年中コースはカセットテープが付いていたので当然2〜3才児コースにも・・・と思い込んでいたが、ビデオが年に3〜4回、おもちゃと絵本が毎月という内容だったので、2カ月で解約した。 

●失敗談、1)については通産省の消費者相談室に相談してみました。
「通信販売は訪問販売と違ってクーリング・オフが適用されないし、特約事項としてパンフレットに『1カ月のみの受講はできない』旨の表示があるので、見落とした人の不注意になる。申し込みを受けた時点でコンピューター処理により発送手続きをするのでキャンセルできないのではないか」ということでした。 



体験談・失敗談をお読みになり、どのような感想を持たれましたか? 教材やサービスについてはおおむね好評のようですが、子供が興味を示さなかったり、飽きてしまったりということはどこの家庭でもありそうですね。
DMによく出てくる「○才児に最適」「飽きさせない内容」という言葉はセールストークだと軽く受け流しましょう。
親がやらせようとすると子供は決まって拒否するものです。年齢別コースの途中変更は可能なので変更してもよいでしょうし、スパッとやめてもいいのではないでしょうか。子供が楽しそうに取り組んでいるかどうかが一番ですよね。

それから、失敗談1)で迷った末に申し込んでキャンセルした例がありましたが、申し込むというのは相手の会社と契約を結ぶということです。契約というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、毎月の代金(或いは1年分前払い)と引き換えに教材を送ってもらうという契約をしていることを忘れないで下さいね。
ですから、「あとでキャンセルすればいいから」と安易に申し込まないこと。「DMだけでは内容が分からないから迷う」という声が聞こえてきそうですが、確かにその通り。すでに受講している友人・知人に聞くのが一番でしょうが、でも、『お試し期間』があればもっといいのにと思います。 
 

◆通信教育利用上の注意◆

1.DMをよく読んで、毎月何が送られてくるのか、どんな内容なのか確認してから申し込むこと。不明な点は、直接電話で質問してみるとよい。 

2.支払方法や販売条件は小さな文字で表示されているため読み落としがちだが、しっかり読んで理解すること。 


 

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